血友病 症状

血友病の症状 1

血友病の症状には重症・Severe、中等症・Moderate、軽症・Mild とがあります。
それぞれ、凝固因子が1%未満、1%以上5%未満、5%以上となります。

 

 

血友病が診断される年齢は重症のケースで1歳、中等症のケースで5〜6歳になる前が通常で、軽症だと遅くまで気付かれない場合があるようです。

 

血友病重症患者で見られる気をつけたい出血に頭蓋内出血があげられます。
頭部への衝撃、外傷で内出血が起こると脳にダメージを与える可能性があるので迅速な対処が必要です。出生時に起こる事もあります。

 

 

また、血友病重症患者と中等症患者に見られる出血に関節内出血もあります。
血友病患者が成長し活動的になるにつれ頻度が増えてきます。
頻繁に起こる部位は肘、膝、足首の関節です。

 

 

出血による圧迫で痛みもあります。治療しないと関節機能障害を起こし歩行困難になる恐れもあります。
その他、筋肉内出血、皮下出血なども気をつけたい出血です。

 

 

HFNZのイベント・キャンプで会った血友病重症の青年の話では内出血が起こる前兆としてカーッと熱くなり「来るな!」と感じるそうです。

 

 

歩行困難な血友病重症の男性もいました。
その男性によると、かつての治療薬・治療法よりも現在のほうが優れているから、今の血友病の子供たちは健常な子供と同じように走り回れる。自分たちのときでは考えられない、と言っていました。

 

 

軽症だと抜歯や手術のとき、深い外傷のための異常出血でその時初めて血友病だと発見されることもしばしばです。
また、鼻血なども出やすい傾向にあります。

 

 

血友病患者の出血の特徴は、治療なしで血が止まった場合でもまた再出血し始めることです。
青あざができやすいのも血友病者の特徴で、腕や脚にたくさんできた時など虐待していると思われないか気になったときもありました。(ー_ーゞ